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女性のための時計として1987年に出発したシャネルの時計部門、エレガント・フェミニンなデザインが特徴で、機能美も併せ持つブランドとして時計業界の中でも一目置かれています。
シャネル自体は1919年、1軒の帽子屋から始まりました。
1987年といえば既に数々の高級人気時計ブランドがすでに確立されている時代、時計部門を発足させたシャネルは、技術面ではなく装飾品の面でのアプローチを試みます。
それまでの腕時計は確かな技術で作りこまれた計器としての部分を特に競われておりましたが、しかしシャネルは腕を彩る装飾品としての時計開発に取り組み、見事大ヒットを打ち出してきました。
特にシャネルの初めての時計としてリリースされたプルミエールは現在も人気が高く、シャネルらしさ溢れる時計として親しまれ、中にはトゥールビヨン搭載モデルも発表し3000万円以上の価格もついている程です。
1987年当時は時計の技術がなかったシャネルは現在、ムーブメント開発も活発で技術面でも引けをとらない時計ブランドとして成長し続けております。
一目でシャネルとわかるエレガントさと確かな技術を併せ持つシャネルの魂を宿した華やかな時計は見る人を虜にし、いつまでも脳裏で輝き続けます。
タイプ・仕様 | クラフトワーカーズの オーバーホール価格(※) |
メーカーに依頼した時の オーバーホール価格 |
---|---|---|
J12(J12) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
プルミエール(PREMIERE) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
ボーイフレンド(BOY FRIEND) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
マドモアゼルプリヴェ(MADEMOISELLE PRIVE) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
ムッシュードゥ シャネル(MONSIEUR DE CHANEL) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
マトラッセ(MATELASSEE) | ¥19,800~ | ¥40,700~ |
※在籍職人の参考価格となります。金額は職人毎に異なりますので、一括見積もりにてご確認ください。
女性用の時計ブランドとして展開していたシャネル、2000年になり男性でも使えるレーシングカーとセーリングから着想を得た腕時計”J12”を発表しました。
7年以上かけたJ12はセラミック製のブラックやホワイトという装いで時計業界をアッと言わせます。
というのも、それまでの高級腕時計と言えばゴールドやシルバーのカチッとしたスタンダードがありましたから、J12のようにシルバーでもなくゴールドでもない高級腕時計はとんでもなく衝撃的で刺激的な選択だったのです。
更にJ12は見た目以上に傷つきづらく劣化しづらいといった実用性部分においても注目を集め、2019年にはモデルをアップデート、見た目はほぼ変えないままに中身を7割以上リニューアルするなどシャネルの中でも特に大切にされてるコレクションです。
J12はユニセックスな分、一部を除いて男女でモデルの変更のない面白いシリーズですが、だからこそサイズ展開も細かく29mm~42mmまでのサイズ展開もあり自分好みのスタイルを追求できる面でもオススメできるシリーズです。
華やかなデザインからシックな装いまで幅広いデザイン展開は、シーンに合った選び方も楽しい男女ともに夢中になれるコレクションです。
シャネルのプルミエールと言えばシャネルが初めて展開した腕時計です。
八角形のケース、シンプルな文字盤にブランドロゴと針、数字もないすっきりとしたデザインなのに、シャネルの個性とエレガンスさがしっかり感じられる存在感の大きいシャネルの代表的なコレクションです。
何故時計なのに文字盤に数字が刻まれていないのかというと「忙しい女性も時間に縛られない自由で特別な時間を」という願いが込められているからです。
シャネルの創業者であるガブリエル・シャネルは創業当時、女性らしさとしてコルセットやロングスカートを強要されていた女性を解放するべく尽力した立役者、自由な発想で女性のための革命の元アイテムを生み出してきたシャネルだからこそ、時計も女性のための自由を表現し願いを込めたプルミエールが誕生したのです。
プルミエール誕生当時、女性の時計は男性用の時計を小さくしたような、メンズがあるから存在するスタイルが一般的でしたが、プルミエールは女性のための女性だけの時計、その点でも時計業界は騒然で、今でも語り継がれる革命のひとつです。
全部で4種類のプルミエールはブレスレットの種類も豊富で高級ジュエリーさながらの輝きをたたえるシンプルさ、ずっと使い続けられる手元をシンプル華やかに彩る品のあるエレガンスウォッチです。
2015年にシャネルの新コレクションとして発表されたボーイフレンドは、おしゃれ層に熱い注目を集めている知る人ぞ知るアイテムです。
八角形でシンプルなデザインはどこかプルミエールを彷彿とさせます。
しかしプルミエールと違うのは、どこかメンズライクで中性的、ヘルシーな印象を持たせる装いだというところ。
ボーイフレンドはプルミエールとは違い大きめのケース、文字盤も立体的になっており、バックルやリューズも八角形で統一感があります。
更にリューズには漆黒のブラックスピネルが埋め込まれており、プルミエールが女性的だったのに対して、ボーイフレンドは流されない強さを感じるコレクションですね。
おしゃれな層にはもはや定番になりつつあるマスキュリンコーデ、男性的なコーデでありながら女性らしさも残すという上級テクニックがボーイフレンドひとつ取り入れることで叶いますから、おしゃれ上級者がこぞってチェックするのも頷けます。
芯の強さを表現しながらも女性らしさも忘れず自由で豊かな自分を演出したいとき、女性だからこその強さ・格好良さを目指したいときこそ輝くコレクションです。
シャネルで最もラグジュアリーなコレクションと言えばマドモアゼルプリヴェ、職人技が光るメティエダールを尽くし完璧で贅沢なシャネルの世界観を表現したこの時計は、シャネルを語る上で外せないシリーズともいえます。
マドモアゼルプリヴェはかつてマドモアゼルと呼ばれ、アラビア数字が刻まれた文字盤が印象的な時計でした。
どこかシャープで上品なマドモアゼルは2013年にマドモアゼルプリヴェに名前を変え、シャネルの世界観であるカメリア・花・星などのモチーフをダイヤやオニキス、マザーオブパールなどで描いたエレガンスなコレクションへと生まれ変わります。
第一印象は腕にあしらうジュエリー、贅沢な世界観を表現するためのきらびやかな宝石や技術故にマドモアゼルプリヴェのコレクションは世界でも数本という希少価値の高いものも存在し、流通数も限られています。
更に他コレクションには見られないような蒔絵技法を採用したモデルや歯車をカメリアの花デザインにあしらったものなどエレガンスでありながら個性的、唯一無二の存在感は見るものを高揚させてやみません。
世界中の女性に愛されるシャネルだからこその世界観、マドモアゼルプリヴェの美麗な彩りは見るものを飽きさせず惹きつけて離さない魅力があります。
シャネルが男性のためだけに開発したムッシュードゥシャネルは幾何学的なフォルムとスタイリッシュなグラフィックデザインが複雑に調和した、自社製ムーブメント搭載の2016年発コレクションです。
男性ウォッチの多くは機能美を重視している中で、シャネルは男性向けの時計でさえもデザインを中心に考えると製作されたのがムッシュードゥシャネルでした。
しかしここはシャネル、デザインを中心に考えながらも機能は二の次といったことはなく、なんと搭載している自社製ムーブメントのために人材発掘から始め、5年の歳月を経て完成させています。
デザインをより引き立てるための機能と技術、この哲学が活きたウォッチ、それがムッシュードゥシャネルなのです。
更に面白いのがこのムーブメントもデザインからスタートしているところ、美しいムーブメントに考え抜かれた技術を融合させ完璧な美を完成させております。
リューズで時刻合わせできる手軽さも盛り込まれ、使い勝手も良いムッシュードゥシャネルはまさに唯一無二、ケースバックからは哲学を詰め込んだムーブメントを眺められる景観の美しさに思わずため息が漏れるのは間違いないでしょう。
マトラッセと言えばシャネルの代表的なショルダーバッグです。
ふっくらしていて繊細、表裏で異なる生地を縫い合わせた拘りは、ショルダーバッグのマトラッセ、1929年に発売され90年以上たってもなお人気のコレクションです。
そんなマトラッセのキルティングデザインをそのままブレスレットに採用したのが時計部門のマトラッセ、シンプルながらクールでエレガントさを演出できるアイテムです。
アクセサリー感覚で装着でき、光の当たり具合で様々な表情を見せてくれるマトラッセはカジュアルからパーティまでシーンを選ばず重宝します。
特にマトラッセはシンプルながらエレガント、トレンドに左右されづらい強みのあるシリーズで、シーズンも問わず使えて頼もしいですね。
シルバーやゴールド、またはレザーなどブレスレット部分の素材も多様ですので、お好みの演出も楽しめるコレクションです。
投稿日 :2025.06.23
POMA 様の口コミ
パネライ/ルミノール
33,000円
1ヶ月半
オーバーホール(分解掃除)
ゼンマイ交換
柏谷 茂樹
大切な時計を郵送で会ったこともない職人にお願いすることは、正直、不安でいっぱいでしたが、進捗状況の報告も頻度が多く、かつ丁寧に対応いただきました。
今は、頼んでよかったと思いますし、今後、他の機械式時計も頼んでみようと思いました。
投稿日 :2025.06.20
sho 様の口コミ
モンブラン/4810 MB115936
30,000円
2週間
オーバーホール(分解掃除)
日送り車交換
田島 宏明
全く問題無く稼働している。
クラフトワーカーズを選んだ理由:簡単に相見積もりができそうだったから。
この度はありがとうございました。
オーバーホールとカレンダー送り車を交換させていただきました。
お使いいただく上で何かございましたらお気軽にお問合せください。
投稿日 :2025.06.17
もっち 様の口コミ
シャネル/プルミエール
25,000円
約2週間
オーバーホール(分解掃除)
柳田 英祐
大切な時計をオンラインでオーバーホールするのは少し不安に感じていたのですが、必要な時間もオーバーすることなく、丁寧にご連絡いただけたので、とても安心して預けることができました。
返送の際の梱包もしっかりしていて、安心できました!
担当職人を決めた理由は、
他の方の口コミもよく、その口コミにも丁寧に返信されているのを拝見して、信頼できると思いました。
シャネルは1910年、ガブリエル・シャネルによりパリのカンボン通りにオープンした帽子店”シャネルモード”から始まります。
当時から女優に人気のシャネルは1912年ブティックをオープンさせ見る間に女性のライフスタイルへ革命を起こし、更に2年後のビアリッツにてクチュールハウスをオープン、カンボン通りにブティックをオープンさせるなど次々に規模を拡大させ成功を収めていきました。
1921年に差し掛かった頃、シャネルの代表ともいえる香水”オードゥ・パルファムNo.5”を発表、あのマリリンモンローも愛用した香りは瞬く間に女性の憧れへと昇華され、現在も伝説として語り継がれています。
そんなシャネルは1987年時計産業へ参入、当時は男性の時計が主流で、女性用は男性用ウォッチをただ小さくしただけの武骨なものばかり、そこでシャネルは敢えてデザインを主としたプルミエールを発表します。
プルミエールはまさに女性のための時計、当時は男性の時計ありきの時代、そこで発表された女性のためだけのウォッチはシャネルのコンセプト通り、古い価値観にとらわれない自立した女性像を表現し、瞬く間に世間の女性を虜にしました。
しかしこれだけで終わらないのがシャネル、2000年にはこれまた時計業界の価値観を壊すセラミック素材のJ12を発表、当時シルバーやゴールドが主流だった時計業界には衝撃が走ります。
扱いが難しいセラミックは敢えて選ぶことも少ない素材で、しかし金属アレルギーを起こさない上に何よりも質感が艶やかで美しい質感は敬遠されることもなく、むしろセラミックブームへの火付け役となります。
そしてついに2005年、機械式時計への挑戦を果たしたシャネルは、2015年ボーイフレンドデビューを果たし、2016年に自社製ムーブメント”シャネルキャリバー1.ジャンピングアワー”を完成させ男性用ウォッチムッシュードゥシャネルを発表しました。
ファッションブランドとしてのイメージが強いシャネルですが、しかし本格的な男性ウォッチにマニアからも感嘆の声が聞こえてくるほどの創造に次いで、2017年には更に美しい、女性のための機械式時計”プルミエールカメリアコレクションスケルトン”を完成させます。
無機質なムーブメントはカメリアの花となり、時を告げるジュエリーとして華やかさとスタイリッシュさを融合させたこのモデルは多くのマニアを唸らせるほどの美しさです。
2019年に差し掛かるとデザイン以外の7割以上をリニューアルしたJ12を発表、見事ジュネーブウォッチグランプリを受賞するなど時計業界でもトップを走るまでになりました。
ファッションから出発したシャネルの時計は一目でシャネルとわかる存在感で惹きつけてやみません。
一過性の刺激で終わらず褪せない輝きを放ち続けるシャネル、これからも進化し華やかでスタイリッシュ、これからもアッと驚くような創造で世界を輝かせていくことでしょう。
時計を長く使う為には定期的にメンテナンスが必要です。
一般的には4〜5年に一回オーバーホールをする必要があるといわれています。
時計は多くのパーツが構成され成り立っています。
これらのパーツをスムーズに動かすために潤滑油というオイルが使われているのですが、潤滑油は時間とともに経年劣化してしまいオイル切れという状態に必ずなります。
オイル切の状態で使用し続けると、部品が摩耗してしまい時計の寿命が縮まります。 また、潤滑油の他にも湿気などの水分から時計を守るパッキンにも寿命があり定期的に交換をする必要があります。
消耗部品を適切な時期に交換し、不具合を早めに発見しメンテナンスする事で、時計は良好な状態を保つ事ができ大切な時計の寿命を延ばし末長くご利用いただく事ができます。