ショパールの由来・歴史

ショパールは、1860年にルイ＝ユリス・ショパールによって創業された時計・ジュエリーブランドです。ハッピーダイヤモンドやハッピースポーツ、ミッレミリア、アルパインイーグルなどの代表モデルがあります。
当初は時計のみの製造を行っていましたが、1963年に一流のジュエラーであるドイツのカール・ショイフレ氏にブランドを委譲したことで、ジュエリー部門にも着手し始めました。
1999年には人気ジュエリーコレクション「アイスキューブ」を生み出し、ジュエラーとしても高い人気を獲得します。現在ではネックレスや指輪、ピアスなど幅広いラインナップを展開しています。

また自社ムーブメントを積極的に開発しており、1996年に開発した初の自社製ムーブメント「L.U.C」で、マニュファクチュールブランドとしての地位を確立しました。高性能かつ高品質なムーブメントを製造し、本格的な機械式時計を求める時計ファンの心もつかんでいます。


ショパール　歴史
ショパールは、1860年にルイ＝ユリス・ショパールが創業した時計ブランドです。優れた精度と斬新なデザインを兼ね備えたショパールの時計は、瞬く間に人気となりました。さらに、スイス連邦射撃祭やスイス鉄道の公式サプライヤーに選ばれます。
その人気は、スイスを超え、ポーランドやハンガリーなど他国まで拡大していき、ロシアにまで拡大しました。ロシア皇帝ニコライ2世も、ショパールの顧客の一人であり、ブランドは国際市場へと進出していきます。

1915年に2代目のポール＝ルイ・ショパール、1943年には3代目のポール＝アンドレ・ショパールへと会社は受け継がれています。しかし3代目のポール＝アンドレ・ショパールが会社を引き継ぐ頃には、経営状況は厳しいものとなっていました。さらにアンドレは、息子たちが会社を引き継ぐ意思がないことを悟ったことで、会社を売却することを決意します。

1963年、ポール＝アンドレ・ショパールは、カール・ショイフレ3世と出会います。ショイフレ氏は、ドイツの時計・宝飾品を扱うエスツェハ社の所有者で、スイスの時計サプライヤーの買収を検討していました。2人は出会った瞬間から意気投合し、わずか20分で契約を成立させました。
ここから時計とジュエリーの製造に特化したブランドであるショパールの新たな歴史が始まります。

1976年、現在もブランドの人気モデルである「ハッピーダイヤモンド」が登場し、瞬く間に人気となりました。1988年からは、イタリアの有名なクラシックカー・レース「ミッレミリア」のスポンサーを務め、レースにちなんだスポーツウォッチを発表し、時計ファンはもちろん車ファンからも注目を集めます。

1985年には、ショイフレ氏の娘であるキャロライン氏によって作られた「ハッピークラウン」が登場し、ショパールのジュエリーラインが本格的に誕生しました。アイスキューブをはじめとした人気ジュエリーをはじめ、ネックレスや指輪やピアスなどさまざまなジュエリーラインナップを生み出しています。

1990年代に入ると、自社製ムーブメントの開発に取り組むようになります。1996年には、初の自社製ムーブメント「L.U.C 1.96」を発表。創業者ルイ＝ユリス・ショパールの頭文字から名付けられたムーブメントは、マイクロローター採用の薄型の自動巻きに、パワーリザーブ約65時間搭載という高性能を実現しています。さらにクロノメーターとジュネーブシールの2つの認定を受けており、一躍マニュファクチュールブランドとしてその名を知らしめました。