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オフィチーネ・パネライことパネライはジョヴァンニ・パネライにより1860年フィレンツェ創業の高級腕時計ブランドです。
G.Panerai&Foglioという名前で出発し、1972年4代目社長ディノ・ゼイ就任を機にオフィリーネ・パネライとなりました。
現在はリシュモングループの傘下となっております。
元々は輸入した時計の販売修理などを行っていたパネライ、第一次世界大戦を機にイタリア国防相の依頼で防水時計開発を開始し、1938年にダイバーズウォッチ、1949年には蛍光物質トリチウム原料のルミノール、1993年には民間向けの腕時計開発など腕時計事業に力を入れるようになります。
元から精密機器が得意なブランドとして軍にも重宝されていたパネライですから、腕時計開発も信頼に足る腕、更には重厚なデザイン、そして暗闇では特に見やすいブランドとして地位を築いています。
派手というよりはストイックな印象のブランドですが、だからこそファンが根強く、知る人ぞ知るプロウォッチとしても名高いです。
上記したように精密機器が得意なブランドですので、パネライのムーブメントは長時間働いてくれるとも評判、長く付き合える時計を探している方にはもってこいといえますね。
見やすく丈夫でストイック、完成されたデザインは大人の渋みを引き出します。
タイプ・仕様 | クラフトワーカーズの オーバーホール価格(※) |
メーカーに依頼した時の オーバーホール価格 |
---|---|---|
ルミノール(LUMINOR) | ¥27,500~ | ¥77,000~ |
ルミノール クロノ(LUMINOR CHRONO) | ¥38,500~ | ¥97,900~ |
ルミノール ドゥエ(LUMINOR DUE) | ¥27,500~ | ¥77,000~ |
サブマーシブル(SUBMERSIBLE) | ¥27,500~ | ¥77,000~ |
ラジオミール(RADIOMIR) | ¥27,500~ | ¥77,000~ |
ラジオミール1940(RADIOMIR1940) | ¥27,500~ | ¥77,000~ |
※在籍職人の参考価格となります。金額は職人毎に異なりますので、一括見積もりにてご確認ください。
パネライの看板時計ルミノールは蛍光素材ルミノールの名称がそのままコレクション名になったシリーズです。
素材のルミノールはパネライ開発の蛍光塗料ですが、ルミノール以前に開発されていた同じく蛍光塗料ラジオミールが放射性物質だったことからルミノールが開発されたのでした。
とはいえ、蛍光塗料の違いだけがコレクションの違いというわけではなく、ルミノールはパネライの中でも特にモダンな印象、ベルト部分が革ベルト、カウッチュー、メタルの3種ありますので、お好みで選べる楽しさもあります。
また、第二次世界大戦の頃からロックレバー式リューズプロテクターを採用しており、このロックレバー式はレバーを開いてリューズを操作という工程がありますので、勝手に時間が狂うということもなく安心感があります。
例えばダイバーが使う時計が勝手に時間が狂ってしまっては危険ですので、ルミノールはその点でも支持されています。
ただし全てのルミノールが高い防水機能を備えているわけではなく、モデルによっては生活防水のみのものも多数あるため、ロックレバー式のリューズがあるからといって海の中で安全に使えるというわけではありません。
ルミノールのロックレバー式リューズプロテクターはもはやパネライの伝統。
ちょっとしたことでリューズが動き時間がいつの間にか狂っていたといったことに覚えがある方はルミノール、おすすめできます。
定番からプロまで幅広く揃ったコレクションでもありますから、デザインと合わせオンリーワンを探し出せるワクワク感はルミノールだからこそでしょう。
ルミノールクロノはルミノールの内、クロノグラフの機能を持ったコレクションの名称です。
クロノグラフコントロールは左に、リューズプロテクターは右側に設置されており、リューズプロテクターを見てみると青い秒針が特徴的でお互いの針は暗闇でほんのり、しかし確かな輝きを放ちます。
ルミノールクロノの防水は100m、例えばダイバーであれば存在感のある蛍光色は必要不可欠ですので、海などに潜る際に装着したい時計を探しているのならルミノールクロノが適任です。
海の中だけではなく、海の上、船の平均速度もキロメートルまたはマイルで計算できるので、海での活躍は間違いないでしょう。
また、ルミノールクロノはパネライのコレクションとあって高性能、パワーもあり長持ち。
しかしここまでパワーもあり高性能でありながら、見た目は武骨ではなくむしろ繊細でスタイリッシュ、ブレードはスリムで細やかなところまで哲学を感じられるデザインであるのはやはりパネライと言ったところでしょうか。
ルミノールクロノはベルトが革のものもありますが、全て交換可能なので例えば皮のものからメタルに変更するなど、シーンに合った使い方もできます。
ルミノールはラジオミールと比べモダンだという評価の多いコレクションですが、そんなルミノールの派生コレクション”ルミノールドゥエ”は更に現代的で美しさがより増したシリーズと注目を集めています。
それもそのはず、ルミノールドゥエはパネライのデザイナーとエンジニアがこれまでの磨き上げた技術を更に研ぎ澄まし完成させたコレクションなのです。
ルミノールの本来の良さはそのままに、ルミノールをより読み解きできあがったドュエ。
オリジナルのルミノールと比べると、ドュエはケースの厚みが薄く、最大40%ほどの軽量化に成功、パネライの中では小ぶりな印象ですね。
パネライの時計はとても大きいことで知られていますが、その理由は大きなローター、これがあることで時計の機能を保ち壊れづらくさせていたのですが、デュエではこのローターを小さくすることで軽量化に成功しています。
しかし小さいローターになったとはいえ、ここはやはりパネライといったところでしょうか、小ぶりにするために品質を落とすということはしませんでした。
むしろ小さくてもクオリティの落ちないタングステンという金属を利用したマイクロローターを搭載させていますので、高機能そのままに薄いモデル開発に成功しております。
高コスト素材なのでお値段もハイエンドモデルになりましたが、それほどの価値ある装いのシリーズなのは間違いありません。
パネライの中では小ぶりなので、厚みのある時計だと腕にハマりづらいと感じていた方や女性にもおすすめできます。
パネライのサブマーシブルは1956年、海軍のために設計したエジプシャンをモデルに開発されたコレクションです。
深く深く潜り込んでも視認性が素晴らしいデザインで個性的、中には2500m防水のプロ仕様も。
プロの実用性を選ぶなら、断然サブマーシブルです。
そんなサブマーシブル、実は2019年までルミノールコレクションの一部でしかありませんでした。
サブマーシブルがルミノールから独立したのは2019年、新CEOに就任したジャンマルク・ポントルエがコレクションリニューアルを行ったことがきっかけです。
サブマーシブルはコレクションとして独立を機に、ロゴも「LUMINOR SUBMERSIBLE」から「PANERAI SABMERSIBLE」となりましたので、ロゴでいつのサブマーシブルかを知ることもできます。
素材も強度を増すBGM Techやカーボテック、環境配慮としてのEcoチタンなどパネライ独自の素材を採用、サバイバルツールがコンセプトのサブマーシブルならではの素材は並々ならぬ拘りを感じさせます。
見た目もパネライらしいデカ厚は圧巻です。
ムーブメントも自社製を採用、まさにデザインから素材、細部に至るまでパネライを味わい尽くせる時計と言っても過言ではありません。
ラジオミールは1938年に誕生、パネライ初のコレクションです。
ルミノールと同じく蛍光物質名由来の名称で、長い間イタリア海軍が独占使用していたほど歴史の深いコレクションとしても知られております。
開発当時は大戦期真っただ中。
実はラジオミール、放射性物質でもあるのですが、この放射性物質であるラジオミールを当時低速潜水艦の中、夜間でも見えるようにと手作業で塗布しておりました。
そのため暗闇でも見える時計として重宝されておりましたが、やはり放射性物質を塗るのは危険ということもあり現在は人体への影響が皆無のスーパルミノバを採用しております。
そんなラジオミールのデザインはぱっと見、リューズプロテクターを省いたルミノールのように見えますが、それもそのはずルミノールこそラジオミールを改良して完成したコレクションなので、いわばラジオミールはパネライウォッチの祖なのです。
誕生から今に至るまでケースデザインもそのままに、最初から完成されていたと名高いのもラジオミールならではでしょう。
ルミノールに比べるとクラシックよりのラジオミール、カチッとしたシーンも得意なのでスーツシーンやパーティなどでも重宝するコレクションです。
パネライのラジオミールと言えばパネライ初の腕時計でありますが、その中でもラジオミール1940はパネライ原点モデルを蘇らせた原点回帰モデルです。
当時のデザインそのままに、機能性はぐっと向上し進化しておりますので、パネライの歴史と進化をぎゅっと詰め込んだモデルといっても差し支えないでしょう。
そんなパネライ1940は水深100mの防水機能を備え、なんとパワーリザーブは3日間、パワフルな面を持ち合わせており、まさに軍用であった頃のラジオミールを彷彿とさせます。
3日のパワーリザーブを実現する専用キャリパー採用、マイクロローター搭載でデザインはどこまでもシンプル。
ラジオミールのクラシックな雰囲気はそのままにどこかモダンさも感じられるのは、ステンレスやサファイアガラスなどが高級感を醸し出しているからでしょう。
ケース裏のムーブメントが垣間見える様子に思わず高揚のため息が零れるのは致し方ないというものです。
投稿日 :2024.10.04
すすむ 様の口コミ
パネライ/ルミノールGMT
33,000円
1ヶ月と少々
オーバーホール(分解掃除)
松村 秋男
安心、便利、短時間でした。
正規店を考えましたが、高いし面倒だし。探したらCraftWorkersさんと出会いました。
ご担当の方もプロフェッショナルな方と思えました。
投稿日 :2024.10.02
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25,000円
2週間
オーバーホール
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柳田 英祐
連絡・対応・修理
ストレスなく待っていられる
この度は、2度目のご依頼ありがとうございました。
今回もSEIKO手巻アンティーク品になります・文字盤固定ピン折れにより接着で仕上げることができました。それ以外の部品交換も生じることなく、オーバーホール・時間調整で完成いたしました。
投稿日 :2024.09.30
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